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★不動産鑑定士の社会的・公共的役割(必要性)
不動産は一般の諸財と異なって、自然的な特性と人文的な特性をもっています。まず、自然的な特性として土地は個別性が極めて強いことです。例えば人間は一人ひとりの顔がみな違うように不動産も厳密には一つひとつみな異なるわけです。さらに、再生産ができないという特性を持っています。次に人文的な特性としては用途の多様性があげられます。ある土地は、田、畑として農地に利用できますし、そこに住宅を建てて宅地とすることもできます。店舗地、高層ビル地、工場地等にすることもできます。すなわち、用途の多様性と可変性の二つの点が一般の諸財と非常に相違するところです。換言すれば、不動産の在り方が最適のものであるかどうか、かりに現在最適なものであっても、時の経過に伴ってこれを持続できるかどうかその時々の適正な価格を常に把握しなければなりません。これらの分析と判断の担ぎ手が専門職業家たる不動産鑑定士の社会的、公共的な役割なのであります。

★鑑定評価
不動産の鑑定評価に関する法律に基づく不動産の評価を行います。公共用地の買収評価、資産評価、裁判上の評価、会社の合併時の資産評価並びに現物出資の評価、減損会計処理に伴う評価、デューデリジェンス、担保価値把握の評価、賃貸借の評価、相続財産の評価など意志決定、反証の重要な資料となります。

★調査報告
不動産とその周辺分野に関してあらゆる調査、価格査定、分析、意見書等の作成を業務として行っています。クライアントのニーズに応じて、十分な意志決定の判断材料を提供いたします。

★総合コンサルティング
鑑定・評価・調査・分析・研究。講演等の業務を通じて得た豊富な経験とノウハウを基礎に不動産の活用に係る相談業務、例えば定期借地・定期借家に関する企画・立案等と幅広いコンサルティングをクリエイティブに行い、きめ細かい対応に心掛けています。

★主な受注先
国土交通省・国税局・裁判所・大阪府及び大阪府下各自治体・日本道路公団・都市基盤整備公団・国鉄精算事業団・大阪府都市開発公社・土地区画整理事務所・金融機関・不動産会社・デベロッパー・商社・運輸会社・流通業・法律事務所・会計事務所・その他法人個人より多数受注。